「ブラックでもキャッシング可能」の注意点

「ブラックでもキャッシング可能」って…怪しくないのでしょうか?

「ブラックでもキャッシング可能」って…怪しくないのでしょうか?
…怪しいです、そりゃ怪しい!

街の広告やインターネットでたまーに見かける「ブラックでもキャッシング可能!」の文字。このブラックというものに無縁の方はピンと来ないかもしれませんが、なんだか聞くからに怪しい空気を感じますよね…?

「ブラックでもキャッシング可能」の意味は、「ブラックリストに載ってしまっている方にも、お金を貸すことができます」です。…そんな事していいのか、この会社!

そもそも、ブラックリストというのは、厳密にはそんなリストは存在しません。ブラックと呼ばれる人は、消費者金融からお金を借り過ぎて返済出来なくなった人・遅延しすぎた人が、信用情報の悪化から、どこの消費者金融の借り入れの審査も落ちまくっている状態を言います。

そんな人にもお金を貸しますという広告。確かにそんな人にとっては救世主かもしれませんが、甘い言葉に乗ってしまっては、後々苦労をすることになります。そもそも、健全な消費者金融であれば、返済能力のない人にお金を貸すなんてことはしません。

「ブラックでもキャッシング可能」を掲げる消費者金融、この会社自体がブラックなにおいがしますよね。ターゲットは、ブラックになってしまったり、生活もままならない・定職にも就けないという、経済的に弱い立場の人達。健全な消費者金融ではお金を借りられないような人を狙って、高金利で貸し付けをする、怪しくても、明日の生活費のために借りざるを得ない…という、悪循環。そして、しつこい借金の取り立てにあい…と、まるでドラマのような展開に引きずり込まれてしまいます…。なんとずるいのでしょうか。

もし、法外な金利を求められたり、違法な取り立てにあってしまったら、弁護士に相談をしましょう。このような違法業者に対するNPO法人などもありますので、相談してみるのもいいかもしれません。

たとえ目の前の生活に困っているからといって、怪しいとわかっている違法業者に手を出してしまっては、とてもやっかいなことになるのは明らかです。しかし、困窮したご自分の経済状況、冷静な判断が難しいのもまた事実。おいしい言葉に乗ってしまわないように、くれぐれも気をつけましょう。